🪓【チップソー・刈刃の違い完全ガイド】

〜用途別で“切れ味”と“安全性”を最大化する〜

現場で「どの刃を使えばいいんだろう?」と迷うこと、ありませんか?

同じように見えても、チップソーや4枚刃・8枚刃・2枚刃は、それぞれ得意分野がまったく違います。

今回は、実際の現場経験を踏まえて、用途ごとの選び方をわかりやすく整理しました。

🔹チップソーとは?

外周に“超硬チップ”が取り付けられた金属製の丸刃で、草刈りから笹・竹・雑木まで幅広く対応します。

最大の特徴は、切れ味が長持ちすることと、仕上がりがきれいなこと。

一般的な草刈り作業では、最もオールマイティな選択肢です。

🔹チップソーのタイプ別特徴

タイプ

特徴

向いている作業

軽量タイプ(薄刃)

回転が軽く、モーター負荷が少ない。

長時間作業・法面・柔らかい草

厚刃タイプ(重刃)

剛性が高く、刃がブレにくい。

硬い草・笹・雑木

埋め込みチップ構造

石ヒットに強く、チップ飛びが少ない。

石混じりの畑・お茶畑・荒地

多枚数タイプ(30P40P

枚数が多く仕上がりが滑らか。

草丈が低い場所・見た目重視の仕上げ

👉 ポイント: 石や砂利が多い現場では、埋め込みチップが断然おすすめ。

🔹枚数による違いと用途

枚数

特徴

向いている用途

8枚刃(スチール刃)

強力な切断力。枝や竹も対応。

チッパー作業・雑木・硬い草

4枚刃

バランスが良く扱いやすい。

一般的な草刈り・畦道・平地

2枚刃(チッパー対応)

木質粉砕・チップ化に特化。

太い竹・伐採後処理・高トルク機体向け

⚠️ 注意点:

2枚刃や8枚刃はキックバックが起きやすいので、機体のトルクや操作姿勢には要注意。

慣れていない方は、4枚刃や軽量チップソーからスタートするのがおすすめです。

🔹現場からの実例コメント

「石畳の土地やお茶畑では、チップソーのチップ欠けが多いから埋め込み構造が一番。

逆に虎杖(イタドリ)や笹が多い現場は、30P以上のチップソーで一発です。」

「チッパー作業を見据えるなら2枚刃もアリ。

ただし、機体のトルクと安全確保は最優先。」

🔹まとめ

4枚刃:万能型(扱いやすさ◎)

8枚刃:パワー型(竹・雑木向き)

チップソー:耐久・仕上がり型(一般草刈り〜笹まで)

2枚刃:粉砕特化(上級者・高トルク機向け)

用途や現場に合わせて刃を選べば、作業効率も安全性も格段にアップします。

「どれを使えばいいかわからない」ときは、現場の環境と機体トルクを基準に選んでみてください。

🏷️GARAGE HY コメント

HYでは、用途や現場環境に合わせた刃の提案も行っています。

「笹が多い」「石が多くて欠けやすい」など、現場に合わせて最適な一枚をご提案します。

お気軽にご相談ください。