
長年仕事で愛用してきた、KTC neprosのラチェットハンドル NBR390。
90枚ギアの細かな送り角と使いやすさで、普段の整備でもかなり出番の多い一本です。
そんなNBR390ですが、今回ついに切り替えレバーが破損してしまいました。
切り替えレバーだけ交換して使い続けることも考えましたが、長年使ってきたラチェットでもあるので、
「せっかく開けるなら、一度ラチェット部分を全部リフレッシュしてしまおう」
ということで、今回はリペアキットを使ってフルリペアすることにしました。
分解してみて気づいたこと
ラチェット部分を分解し、ギアや爪、スプリングなど内部の状態を確認していきます。
そこで気になったのが、内部に使われているネジ。
よく見ると、ネジロック剤が使われている形跡がありました。
ここで一つ思ったことがあります。
今まではラチェットの動きが渋くなった時などに、メンテナンスのつもりでオイルを使うことがありました。
ただ、内部にネジロック剤が使われている構造を見ると、
もしかすると、オイル漬けのようなメンテナンスはあまり良くなかったのかもしれません。
もちろん、今回の切り替えレバー破損の原因がオイルだったと断定できるわけではありません。
ただ、実際に分解して内部構造を見ることで、今までのメンテナンス方法について考え直すきっかけにはなりました。
バラしてみないと分からないこともある
これは車や農機の修理でも同じですが、外側から見ているだけでは分からないことがたくさんあります。
「ここには油を入れた方がいいだろう」
「中はこういう構造だろう」
そう考えていても、実際に分解してみると、
メーカーがどういう意図で組んでいるのか
が見えてくることがあります。
今回のNBR390もまさにその一例でした。
バラしてみないと分からない。
整備の仕事をしていても、こういう発見はまだまだあります。
リペアキットでラチェット部分をリフレッシュ
今回は切り替えレバーだけでなく、せっかく分解したのでラチェット機構をリペアキットで交換しました。
長年使ってきた内部部品を一度リフレッシュ。
新品の工具へ買い替えるという選択肢もありますが、ネプロスのように補修部品が用意されている工具なら、
壊れた部分を直しながら長く使い続ける
という選択もできます。
仕事で毎日のように使ってきた工具だからこそ、修理してまた使えるようになると嬉しいものです。
工具も機械も「直せるものは直す」
GARAGE HYでは、自動車や農機の修理をしています。
そして普段使っている工具についても、考え方は基本的に同じです。
壊れたからすぐ交換するのではなく、
まず状態を確認する。
直せるものなら直して使う。
今回のNBR390も、これで再び現場復帰です。
長年手に馴染んできた一本。
これからも大切に使っていこうと思います。
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使用工具
KTC nepros
NBR390
90枚ギア ラチェットハンドル
作業内容
切り替えレバー破損
ラチェット部分分解
内部点検
リペアキット交換
組み付け・作動確認